8月
昔の四谷大塚
今でこそ沢山の種類がある学習塾ですが、過去はそれほどでもありませんでした。 各学習塾の歴史はどこも浅いものなのです。 けれど、それらの中でも四谷大塚の歴史は深い方で、中学受験向け学習塾としては老舗と知られてもいます。 昔の四谷大塚のシステムは、もちろん現在とは異なります。 ですが、現在のシステムに至ることになる要素はいくつも見受けられます。 初期の四谷大塚では、受けられる授業や試験は「日曜教室」や「日曜テスト」と呼ばれるものでした。 これらを受けるためには正会員、或いは準会員になる必要があり、それらの会員になるためには入室テストで一定以上の結果を得なくてはなりません。 会員になれば日曜テストに向けて学習しなくてはならないのですが、当時そのために使われたテキストが現在の予習シリーズとなっています。 ただ、日曜教室以外での学習ということは当然家庭学習であり、当時は現在ほど学習塾が発達していなかったため、親が子供を指導する必要がありました。 親自身が学習しなければならず、また親の学力も問われるということです。 とはいえ、もちろん親が指導するにも限界があります。 そこで出てきたのが、今で言う準拠塾。 ただし、準拠塾とは言っても当時は四谷大塚公認のものではありません。 四谷大塚の日曜テストに向けて、家庭以外で学習するための場として塾に通うということなので、四谷大塚と他塾、ふたつの塾を利用する必要があったと考えられるでしょう。 さて、現在の四谷大塚は当時から所々変革し、より便利な塾となっていますね。 会員は当時ごく一部だったのに対し、現在では広い範囲での会員制となっています。 また、当時の日曜テストは現在ではYT-Netとなり、準拠塾も公認となりYT-Netが受けられるようになっています。